お知らせ

高校生とフードバンク

先日(6/24)、愛知県立天白高等学校(以下、天白高校)から依頼を受け、1年生約400名へセカンドハーベスト名古屋(以下、2HN)の活動をお話ししてきました。

天白高校では昨年の文化祭でフードドライブを実施していただいたき、さらにバザーの売上を寄付いただきました。
このように当団体の活動に対して学校が積極的に応援していただくキッカケは、生徒会のある女子生徒でした。

 

1年半程前その子が当団体が毎月行っている休日の活動へ参加し、「自分たち高校生でも、何か出来ることがないか?」と考えてくれました。

生徒会に所属していた彼女は、早速他のメンバーや先生方に相談して文化祭でフードドライブや寄付が出来るように動いてくれました。

彼女の熱意はもちろんのこと、周りの先生方も「生徒が自主的に言い出した提案を、私たち教師が応援しよう!」と考えてくれました。

 

さらには、英語の教科書も追い風に。

天白高校が使っている英語の教科書には、セカンドハーベスト・ジャパンが取り上げられており、全校生徒がフードバンクやセカンドハーベスト名古屋の活動を知っていました。これも、校内でフードドライブや2HNへのお金の寄付が学校としての取組みとして上手くできた要因の一つです。

1年生は、今後7月に英語でフードバンクを勉強し、9月に文化祭でフードドライブを実施します。その前に理事長の山内からセカンドハーベスト名古屋の活動やその背景にある社会問題についてお話しました。

生徒からは
「日本が約600万トンもまだ食べられる食品を捨てていることに驚きました。」

「一人一人が意識すれば少しずつ無駄になる食品が減ると思うので、身近なことから気を付けたいです。」

「フードバンクという活動を今日初めて知りました。」

「ボランティアで成り立っていると聞いて驚きました。」

「無駄が減り困っている人も助かる一石二鳥の活動なので、日本でもっと広がればいいのになと思いました。」
といった感想をいただきました。

 

さらに校内の図書館にフードバンクのコーナーが設置してあり、話を聞いて興味をもった生徒が深く調べられるような工夫がされていました。


今年、生徒会ではこの取組みを単なるイベントで終わらせることのないように、生徒会が継続的に取り組む活動の1つとして位置づけ、来年以降も毎年フードドライブを続けてくださるそうです。

天白高校の皆さん、文化祭でフードドライブに協力してくださった皆さん、生徒の自主性を尊重し背中を押してくださった先生方々、生徒会の皆さん、そして、最初に勇気を出して2HNの休日の活動に参加してくれた女子生徒の方、本当にありがとうございました。

皆さんから寄付いただいた食品は、生活に困っている人へお届けします。

 

※顔の写っている写真は本人に許可を得て掲載しています。


■セカンドハーベスト名古屋への講演の依頼やフードドライブの問い合わせはコチラ⇒https://www.2h-nagoya.org/inquiry

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