お知らせ

パートナー団体のご紹介:小幡緑地冒険遊び場の会

セカンドハーベスト名古屋では、年間約200の福祉施設・団体へ食品を提供しています。

母子生活支援施設、児童養護施設、ホームレス支援団体、障がい者支援施設、子ども食堂等お届けしている先は多岐に渡ります。そのため、食品の活用方法も団体によって様々です。

今回は、名古屋市内で子どもの育ち支援や居場所づくり等の活動を行っている団体で、フードバンクの食品をどのように利用いただいているかをご紹介します。


名古屋市北東部ある都市公園「小幡緑地」。住宅街に囲まれながらも、小高い丘や池、小川も流れる自然豊かな公園です。


(小幡緑地公園で遊ぶ子どもの様子)

この場所で子ども達が自然の中、木登り、ターザンごっこ、木工製作等「自分で考えて、自由に遊ぶ」遊び場を主催するのが、今回ご紹介する「小幡緑地冒険遊び場の会」です。

代表の中村さんご自身の子育てや介護職の経験から「子ども達がのびのびと遊べたり、集まれる場所が少ない」「自分の子どもが幸せになるためにも、地域の子ども達も一緒に幸せにしたい」と考え、2013年に団体を立ち上げました。運営は中村さんを中心に、10名程度のボランティアにより行っています。


(代表の中村さん)

活動は屋外の冒険遊び場だけではなく、公園前の空き家を使った屋内の居場所「つなしょ」を、月~金曜日の15:00~17:00まで行っています。ここでは学校帰りの小中学生が一緒におしゃべりや勉強したり、自由に時間を過ごしています。さらには、月2回子ども達と地域の大人が一緒にご飯を食べる、子ども食堂「つな食堂」を開催しています。
2HNからの食品は、屋外での冒険遊びのお昼ごはんや「つなしょ」に来た子ども達のおやつ、食堂での料理に活用していただいています。


(「つなしょ」玄関に並ぶ子ども達の靴)

さらに、お金を持っていなくても、お腹の空いた子がご飯を食べられる取組みも行っています。例えば皿洗いや片付け等のお手伝いをした場合や、自分が幸せだと感じたことを「ハッピーカード」に書いてスタッフに渡した場合、子どもは無料でラーメンやピラフ等が食べられます。ここにも、フードバンクの食品を活用していただいています。


(ハッピーカードを書く子ども達の様子)

この取組みには中村さんのある想いがあります。「子どもは自分から“困っている”と声をあげにくい。だから、声に出さないSOSかもしれない“お腹が減っている”をキャッチしたら、大人だからこそできる支援がしたい」と熱を込めて語っていました。

最後にフードバンクから食品を受け取ることで、どのような効果があるのかを尋ねてみました。
「食材を定期的にいただくことで、子ども食堂の開催回数を増やすことができました。また、ここ来ればご飯が食べられると知られることで、以前よりお腹が空いた子が多く来るようになったと感じます。さらに、私たち運営側にとっても、食材を確保する負担が減ることで、安心して活動を続けることができます。」

企業・個人の方から寄付いただいた食品が、遊びを通じた子ども達の成長だけではなく、子どもの“困った”を受け止める役割を果たしていると感じました。


団体概要
愛知県名古屋市守山区松坂町216-2「つなしょ」
TEL:052-794-1590(15:00~17:00)
小幡緑地冒険遊び場Facebookページ


2018年6月発行 セカンドハーベスト名古屋会報誌 No.10 抜粋一部編集

活動報告